🍀第二章🍀 病気

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それから一週間後、検査の結果がでた。 先生はお母さんだけを呼び私は呼ばなかった。 その時、私は嫌な感じがした。 優奈はお母さんが結果を聞いている間、ニコニコと流華とおしゃべりをしていた。 その頃結果を聞いてるお母さんは先生から ある事を聞かされていた。病気の事だ。 「お母さん優奈さんは重い病気です。」 「えっ、優奈が病気、勘違いじゃないですか?」 「いいえ、残念ながら病気です」 「治るんですよね、治療すれば」 「……」 「先生どうなんですか、黙らないで下さい…。」 「残念ながら現在治療法はありません。」 「娘はどうなるんですか」 「いずれ歩けなくなり、自分でご飯を食べる事もできなくなるでしょう。」 「……」 「でも全力を尽します。」 お母さんは地獄のどん底に落とされた気分だった。 「お母さん、この事を優奈さんに話しますか?」 「少し考えさせて下さい」 「分かりました」 「あっお母さん結果どうだった?」 「…」 「お母さん!」 「あー結果、結果は良かったわよ。」 嘘をついてしまった。 「本当!いつから学校行けるの?」 「まだ分かんないわ。」 「フーン」
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