🍀第二章🍀 病気

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お母さんは迷った。 優奈に病気の事を話したら、と思うと怖かった。 お父さんにも病気の事を話した。 お父さんも少し黙ったが納得した。 優奈には病気の事を話す事になった。 次の日。 優奈とお母さん、お父さんが呼ばれた。 「優奈さん今から本当のことを話すね。」 「はい。」 「君はね、病気だよ。」 「重い病気なんだ。いずれ歩けなくなり、自分でご飯もたべれなくなる。」 「現在治療法はない。」 「嘘、嘘でしょ。先生。」 「嘘じゃない、けど全力を尽すよ。」 「私、死ぬの」 「死なせないよ」 「学校は行けなくなるの」 「今はまだ行けるよ、けどいずれ行けなくなる。」 優奈はその場で泣き崩れた。 無理はない。突然こんな事をいわれたら。 これから優奈と病気の闘いが始まる。
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