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『プロポーション』
手を伸ばして鉛筆で「ヘタの長さを1としたら縦が4で横が…上から3分の1のとこが3で3分の2が2で」なんてリンゴをはかったとしても、繰り返し手をかざしていたら「ヘタを1として」の1も狂うかもしれませんし、2'3'4と継ぎ足す中で誤差がでるのは当たり前。それでも「ヘタの1として…」の製図にこだわっていると、ひどく歪む事があります。「私はちゃんと計ったのに、正しいのになんで画面の中で狂うの?」とタッチまで書き込んだあとにカタチに苦しむ人も少なくはありません。
料理なんかで目分量でも美味しく出来るように、デッサンでも「このくらいかな?」とカンで比率を変えることでカタチが整うことがあります。
実際、イケてる顔を写メしたら凄く変になる事があるのと同じで、三次元立体を二次元の中で立体にするには寸法を正確にコピーしてもおかしくなるもんなのです。
プロポーション
『数字(比率)よりも、見た印象(量感)に従うことが大事』
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