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特攻隊は5機~ぐらいで飛びます。その時 みなが特攻したか見届けるため 高い位置から爆弾は積まず 帰りの燃料を積み みなの死を見届ける飛行機に上官が乗り 一緒に飛びます。しかし 爆弾を積んでない 見届け役もほとんど帰還する事はありませんでした。【自分だけ生き残るなんてできない。】
家族 両親も 大切だが やはり目の前で死んで逝く戦友を見捨てる事は みなせず 殆どが特攻していきました。
。。。。。
18歳の方です。
今度攻撃命令を拝して
出撃することになりました
日本男子の本懐これに過ぐることなく
喜びに耐えません
父上様方も聞かれましたら
さぞかしご満足されることでしょう
今更言う事はありませんが
一寸の孝行もせず
ただただ二十年の人生を育てて下された父上様、母上様、祖母様方に何とお詫び申し上げてよいか判りません
まだ戦争に行ったことがないので不安な点もありますが
弾が命中したら
必ずや敵の空母を撃沈します
突然でさぞかし驚かれると思いますが
立派に男子の本懐を全うします
出発まで時間がありません
一言、最後の言葉を
昭和20年4月7日
清水雅春 18才
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