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残り四キロとなると流石に守りが堅くなっていた。
足を止めれば鉄鋼弾の雨。
痛いじゃ済まされないだろうなぁなんて当たり前のことを考える。
怖いとは思わなかった。
楽しいとは思った。
今の状況を楽しんでいる自分に嫌気がさす。でも楽しくて、面白くて、もっと暴れたいと思った。
砲撃が地面をえぐり、砂埃をたてる。
それが煙幕の代わりとなり、身を隠す。
と、四人のメカメカしい甲冑を着込んだ男たちがこっちに向かっていた。
SFA(Special Force Armor)。
別名:特殊強行用装甲と呼ばれたそれは、20mm重機以下に対する完璧に近い防御力を有する特殊装甲と、推力付与による高機動性、機械動作による物理的破壊力、豊富かつ容易な武装換装能力といった優れた性能を誇る。
向こうの主戦力とも言える兵器。
今では戦車なんかよりこういう小回りのきくほうがよっぽど使い勝手がいい。
「お手並み拝見、といきますかな」
時間はまだある。
暇つぶしにはちょうどいいだろう。
煙幕を抜け出し、SFAとの戦闘を始めた。
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