仕事

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『ねぇ…』 猫「なんだい?」 歩き出してから数十分… なかなか辛い… 『まだなの?』 兎「ん?ああ…着いたよ」 『え?でも…』 周りを見渡しても真っ暗闇 兎「ここはね、心の中だよ」 『心の…中?』 猫「僕達が今から願いを叶える人の心の中だよ」 意味が分からない だけど、まぁ そう言う事なんだろ… 《憎い…》 『え?』 何? 猫「これは、その人間の気持ちだね」 『気持ち…』 と言う事は今この人は 憎いと心で言ったんだ… 兎「じゃあ、いくよ」 『え?どこに?』 兎「まずは本人に語らないと駄目なんだよ」 ん~ 分かんないけど… 私の時みたいに語りかけるのかな? 『い、行こっか…』 -パチン- 白兎が指を鳴らすと 暗い闇の中 うっすらと人影が 出てきた
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