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『………ん……』
あれ?生きてる?
だけど手足がサイドの柱に
ロープで括られて
仰向けだ…
なんて無様な体制…
「おい!お目覚めだ」
『え…?』
1人の男が数人の仲間達に言った後
暗闇で気付かなかったけど
自分を囲む様に蝋燭が並んでる
蝋燭に火が灯る
『な…何…これ…』
仰向けになっている私
台の上に居るみたい
そして天井は何故か鏡
その鏡から見えたのは
私を中心に何か
変な絵が円上に描かれている
「あんたをちょっと使わしてもらうよ」
「大人しく自分の部屋で震えてればこうならずに済んだのにな」
ワハハハハハハと下品な声が
部屋に響く
『………………』
私は殺される?
だったらこんな手間のかかる事しなくても…
私は他人事みたいに思った
何故こんなに冷静何だろ?
いや、冷静とかじゃなくて
ただ…もう生きる事を諦めているのだろう
-ガチャ-
そんな事を思っていると
ドアが開いた
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