132人が本棚に入れています
本棚に追加
ふと目を開けると
男達が何やら揉めている…
「来ないじゃないか!!」
「やり方が間違ってたのか?」
「いや…そんな筈…」
そんなやり取りを聞いていると
何だか笑えた…
『クスクス…』
「お前!!」
「まだ生きてたのか!!」
「死に損ないが!!」
またナイフを取り出して
こっちに来る
「さぁ…アリス…選んで…」
「そして願って--」
2つの声が部屋に響く
「誰だ!!」
「女の仲間か!?」
ギャアギャア喚く中
私は彼達を見た
1人は白い髪に白のシャツに
黒いベスト赤のリボンをし
灰色のチェックの膝上ズボン
赤い目をしていた
もう1人は赤紫?みたいな色の髪で灰色のフードの付いた服に
黒いズボン
顔は…フードで良く見えない
私を同い年位かな?
「もう分かるよね…」
『私の願い…こいつらを…殺して…』
「「僕等のアリス…君が願うなら」」
私は目を閉じた
疲れた…
体中 痛いってより重たい
傷は深い所だけ治ってるし…
死なないよね…
最初のコメントを投稿しよう!