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笑いも落ち着いたところで、安住アナが切り出した。
「さて、今回の歌はどういったふうに作られたのでしょうか。」
安住アナの雰囲気をそのままに、優が口を開く。
「今回、私は作詞に挑戦させていただきました。
折角の優花さんとの共演ですし、できたら優花さんと私の持つ雰囲気が出れば良いなと思って書かせてきただきました。」
優の言葉に、周囲がほおっと感心したような吐息を吐き出す。
「なるほど。
ではお二人のその独特な衣装もその為ですか?」
「はい。」
二人が恥かしそうに頷いた。
二人は、本当に変わった格好をしていた。
まるで………………西洋のお姫様と王子様だ。
ま、似合ってるけどさ。
俺は絶対に嫌だね。
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