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『お願い、置いていかないで!』
いつも、その背中を眺めていた。心から貴方を尊敬し、誇りだったから
『私、強くなる!
守られないように……貴方を守れるようにっ!
だから、私を待っていて!!必ず行くからッ 』
『見つけてみせるから』
泣きじゃくった私は追いかける事を諦めて、それでもこの声だけは届いてほしいと叫んだら、貴方はゆっくり振り返り優しく笑っただけだった
それをどのように受け止めてくれたのか、その時の私には理解なんて出来るはずもなく、ただ自分がこの一方的な約束を果たそうと必死で何も見えなくなっていたの
待っていて……
どんなに時間が過ぎたとしても、貴方を見つけてみせるから……そして今度は……―――
―――……私が守ってあげるから
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