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野球バットのようにハンマーを構えるメイドにオレは突進を試みる
「うおぉぉー!」
階段を一気に駆け下りる。その入り口に仁王立ちのメイド、その目は爛々輝いていた
「必ず的中させます!待っていて下さい。さあ!!」
「さあ」じゃねーっ 死ぬっつーの!
気合い入れてんじゃねーよ!!
打たれる直前、オレはその一撃を辛うじて避け、メイドの横を擦り抜ける
(やった!このまま外へっ!)
「あっ… ダメッ お待ち下さいっ、ご主人様!いけませんっ、外は……っ」
慌てた様子のメイドの声を背中に受けて
(誰が止まるか!!外に出て警察に突き出してやるっ)
高笑いを抑えて玄関の扉から外へ脱出
「やった!今度こそ…っ 」
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