思い出すより先に死んじゃいます☆

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野球バットのようにハンマーを構えるメイドにオレは突進を試みる 「うおぉぉー!」 階段を一気に駆け下りる。その入り口に仁王立ちのメイド、その目は爛々輝いていた 「必ず的中させます!待っていて下さい。さあ!!」 「さあ」じゃねーっ 死ぬっつーの! 気合い入れてんじゃねーよ!! 打たれる直前、オレはその一撃を辛うじて避け、メイドの横を擦り抜ける (やった!このまま外へっ!) 「あっ… ダメッ お待ち下さいっ、ご主人様!いけませんっ、外は……っ」 慌てた様子のメイドの声を背中に受けて (誰が止まるか!!外に出て警察に突き出してやるっ) 高笑いを抑えて玄関の扉から外へ脱出 「やった!今度こそ…っ 」
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