メイドさんがやって来た

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  バタンッ!! オレは思わず開けっぱだった扉を閉めた 「‥‥‥‥。……へ?」 暫く放心状態で堅く閉めた扉から離れ、門まで戻って改めて自分の家の外観を見直す。上から下までじっくり眺め、当惑しながらも自分自身に確認する 「オレん家……だよ、な……?」 正真正銘、17年暮らした我が家に相違なく、家族は父・母・そしてオレの3人家族 じゃあ、さっきのは? 「見間違い?いや、喋ってたし、頭を下げたのもバッチシ見た」 存在はあったとして、あんなメイドコスプレ美少女の親戚はいないはず……覚えもない!むしろ恥ずいだろ!?…いや、趣味は好き好きだし悪くない、アレは良い……じゃなく! 「やっぱおかしいよな?実は相当疲れてたのかも……うん!そうに違いない!! 妄想って怖いわ~」 混乱するオレは、先程見たモノを幻覚と思い直し、もう一度ノヴに手を伸ばした (見間違いだよな?) それでもここは半信半疑。 ガチャ 慎重に開けたドアの隙間から恐る恐る覗いてみる 「どうかなさいましたか?ご主人様」 気のせいじゃなかったし!
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