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秋季も過ぎ 当たりは真冬到来のため 寒防着に身を包んだ若者が 増えてきた   寂しさのあまり 寒さのあまり 涙が止まらず 進み出したはずの足は いつの間にか 止まってしまっていた   携帯が鳴る   現代に生まれた私は 近代的機会に 頼り過ぎたのかもしれない   自分から出した 別れの言葉と 相手から届いた 励ましの言葉が 大きく胸に突き刺さった   幼稚過ぎた私に 嫌ほど嫌悪感を抱いた   嘘でも応援してくれた   それだけが私の背中を押してくれた   ありがとう
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