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「ぃ……ったぁい……」
うるうるさせた瞳がまた心に響いてやるせない。
「ごめんなさい、本当にごめんなさい……」
傷付けてしまった雪弥を出来る限り優しく腕へと抱きしめた。
なるべく目を合わせないようにする意味も兼ねていたのは秘密である……。
「今、痛かったですよね。僕のせいですみません……。大丈夫ですか？」
上手くやりたいのに雪弥の前だとどうしてこうも上手く行かないのだろう？
言い表せられない大好きで大好きで堪らない君。
安っぽい言葉でなど表せられないほどに愛しくて愛しくて堪らない君。
出会った日から募る思いは膨らんで止まらない。
こんな情熱が自分の中にある事が驚きであった。
無関心に生きていた自分に与えられたかつて無いほどの興味カケラ。
何もかも雪弥がくれたんだ……全部。
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