一振りの重み

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帰還した機体は修理出来次第また戦地へと飛び立ちます。 帰還した若者は自分だけ生きて帰ってきたことを申し訳ないと自責の念に苛まれ、泣きながらしきりに詫びていたそうです。 機中では薩摩富士(開聞岳)に向かい、家族や友人、恋人たちに対し敬礼をしながら別れの言葉を発していました。  I爺さんは言ってました。右手を振り下ろすことがこんなに辛いなんて…いっそ取ってしまいたいとどんなに思ったか分からないと… 他にも沢山聞きましたが、機会をみてはなします。 写真は知覧ではなく私の地元の出陣式のものです(昭和17年撮影)image=193920215.jpg
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