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「あう…」
黒妖精の警備兵達は、私が戦闘不能になったことを確認すると、どこかに消えていった。
ルイーズ姉さんはぐったりした体を無理矢理起こし、私を冷たく見下ろして、消えた。
「大丈夫か、サモナー!」
ついさっきまで隠れていたホドルが、今頃のこのこと顔を出してきた。
ホドルは突き刺さった矢を抜き、自らの服を破って止血をしてくれた。
が――苛々する。
ホドルは救護班!?
ふざけないでよ…戦わせるために召喚したのよ…!?
「…たたず。」
「…どうした?サモナー、具合でも…」
「役立たず!」
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