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「俺は引退と見た」
「それはないだろ、歳をとっててもあの強さだ、白髪は生えててもまだまだ現役だろ」
すぐさまアーノルドが反論を返してきた。
「じゃあなんだってんだよ」
俺は少しムキになって言葉を返す。
「最近は隣国の小国、布都の国との小競り合いがあってない。俺たちがそのせいで訓練室での昇格戦に挑んだのはそのせいだが……」
昇格、それはどこにでもある位が1つ上に上がる事だ。
俺達ハウンドは、いわゆる特別戦闘員と呼ばれるもので、普通の兵士とは違う。
階級は、大きく5つに分かれていて、ファーストが一番上でフィフスが一番下になっている。
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