第1章

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「お前達も、ここ最近布都の国との小競り合いがあってないのは知ってるだろ?」 「そりゃまあ」 知ってるもなにも、そのせいで俺達は訓練施設で昇格試験をしていたんだ。 まぁリンドバーグの乱入で、試験は失敗してしまったわけだが……まぁそこは割り切った。 「小競り合いがなかったのは、布都の国が準備していたからだ」 「準備……戦争のですか?」 「あぁそうだ、そこで俺が駆り出されたわけだ。とはいえ俺は指揮官、実際に戦うのはお前達だがな」 俺達……って事は実戦投入って事か!? しかも小競り合いじゃないから、一発昇格もあるかも。 「まぁ他の連中にはもう話してある。お前達はちょうど訓練施設にいたからな、今こうして呼び出させてもらった。」 リンドバーグは、ここで一息つき、そして、何か思い出したように言葉を繋げた。 「あぁそうだ、もう1つ言っておかなくちゃならん事があったな」
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