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いくらも経たないうちに、寝息が届く。
テレビをつけたらまた起こしてしまうし、ひとりでモーニングサービスを食べるのも何となく寂しい。
シャワーでも浴びようか……。
そう思ってベッドから出ようとして、麻梨子ははたと動きを止めた。
そして、居を直す。
もう少しこの寝顔を見ていよう、幸せな気分になれるもの……。
再び、柔らかい笑みが彼女の顔に浮かぶ。
彼の寝顔を眺めながら、麻梨子は友人たちのことを考えていた。
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