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『日本の遊びを知りましょう。』
静かな休日、こんな日は家にこもってゲームに限りますね…
テレビのスイッチに手をかけたときでした…
「HEY☆菊っ!お邪魔するよ!」
ガラガラッ!バンッ!…と壊れるんじゃないかと思うくらい大きな音が玄関から聞こえました。
それと同時に無駄に大きな聞き覚えのある声…
またです…連絡もなしに彼はいつも唐突にやってきます。
アメリカさん、…もといアルフレッドさんです。
ドカドカと無断で家に上がりこみ私のいる部屋の襖をスパーンッと豪快に開ければ…
「菊!!今日は素晴らしくいい天気だ!…ということで、遊ぼう!」
「…ご勝手にどうぞ」
行き成りの訪問にはなれたので動揺もしませんし、茶も出しません。
いちいち面倒ですからね。
ゲームを始めようとした矢先、プツンッとテレビの電源が落ちました。
「あっ!……あの、アルフレッドさん?何をなさっているんですか?」
私の目線の先には、テレビの配線を焼き切っているアルフレッドさんの姿が…
お願いです、夢ならさめて…
「なんてことをしてくれるんですか!これじゃあテレビ見れないしゲームもできないじゃないですか!」
ぷんぷんと怒る私に、彼は動揺するどころかイイ笑顔で私に言うのでした…
「だって、こうすれば菊は俺と遊んでくれるだろ?」
嗚呼…なんということだ。
アルフレッドさん貴方はヤンデレなんですか?…そうなんですか…
そうでしたね…彼は極度のヤンデレでしたね…
この際彼に従わないとまた空爆を落とされかねない…
ので、一度怒りを吐き出すために深いため息をつき、アルフレッドさんの方へ向き話を聞くことにしました。
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