プロローグ

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あたしは追われていた。 朝、学校へ行く途中の出来事である。 いつものように、朝ギリギリに起きて朝食を食べずに家を出て、学校への最寄り駅を降りてすぐの事だった。 ――あの、変な化け物が現れたのは―― というか、今日び携帯でお買い物や銀行取引だって出来ちゃうこの世の中。 現実的に考えて、そもそもこの現代社会にあんな化け物がいる事自体がおかしい。 それは、あたし自身もよーーっく分かっている。 が、これは現実なのだ。
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