開口

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エデン(しまった…。完全にあの娘の存在を忘れてた。しかも独り言まで言ってしまったし、絶対に変な奴だと思われただろうな…。 てゆーか、まだ俺の事見てるよ…。何故、何にも話し掛けてくれないんだ…。やっぱり変な奴って思ってんのかな。 うーん…。この沈黙は耐え難い…。やっぱり俺から話し掛けた方がいいのかな。 よし!) エデンはちらっと顔を上げ少女の方を見た。 しかし、バッチリとまた目が合ったので直ぐに下を向いてしまった。 エデン(やばい…。今ので完全に話し掛けるタイミングを失ってしまったぞ。 それにしても凄い綺麗な娘だな。 いやいや、こんな時に何を考えているんだ俺は。 昔から女って苦手なんだよな~。 ソフィアでも女友達なんて居なかったし、エントールに行ってからも直ぐに軍の避難民専用の男子学校入れられたし…。 俺って女に馴れてないからな~。) エデンは下を向いたまま溜息をついた。
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