開口

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少女はエデンの少し後ろを歩き付いていく。 その微妙な距離間が気になったのでエデンは立ち止まり少女に話し掛けた。 エデン『そんなに離れて歩かなくてもいいよ…。』 すると少女は、『あっ、ハイ…。』と言ってエデンの隣まで走って来た。 少女のはにかんだ表情を見てエデンは エデン(やっぱりカワイイな…。) と、心の中で呟いた。 そして二人は並んで歩き出した。 エデン『そういえば、まだ名前を聞いてなかったな。…あー、俺はエデン。君は?』 エデンの急な問いかけに驚いたのか、少女はしどろもどろしながら答えた。 少女『あっ、えっと、その…サ、サラです。』 エデン『サラか。よろしくな。』 エデンは笑顔で返した。 その笑顔を見たサラは、 サラ(も~。なんなのよ。シンの兵達を斬ってる時のあの怖い表情と今の笑顔。ギャップが激しすぎるよ…。こんな魅力的な人は初めてだな…。) サラは頬を赤らめながら俯いた。
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