開口

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サラ『いえ。何かスミマセン。気を悪くしないで下さい…。』 サラは申し訳なさそうな表情をして答える。 エデン『いやいや。こっちこそ、会ったばかりなのに突っ込んだこと聞いてしまったし悪かった。…あと、敬語使わずに話してくれよ。歳だってそんなに変わんないだろうし。』 サラ『ハイ…あっ!……………うん、分かった。……えと、じゃあ私も質問してもいいかな?』 サラは顔を上げで聞いた。 エデン『どーぞ。』 サラ『エデンは何歳なの?』 エデン『俺は今年で二十歳だよ。サラは?』 サラ『フフッ。幾つに見える?』 エデン『えーっ。幾つだろう…。十五、いや、十六歳ぐらいかな。』 エデンはサラの顔を見ながら妥当な感じで答えた。 サラ『ブー。はずれ。今年で二十二歳だよ。エデンより二つお姉さんだね。』 エデン『へ?』 エデンは立ち止まり少し間の抜けた顔でサラを見た。 サラ『何よ。その顔!』 サラも頬を膨らまし足を止めた。 エデン『う、嘘だろー。だってどうみても俺より年上には見えん!』 エデンは本当に驚いたのか目をパチクリさせた。 サラ『コラ!失礼だぞお姉さんに向かって。…でも、まぁ若く見えてるんだし、悪い気はしないかな。』 そういうと、サラは少し勝ち誇った感じで歩き出した。 エデン『若いっつーか子供に見える。』 エデンはボソッと言った。 サラ『何か言った!?』 サラは振り返ってエデンを睨む。 これ以上何か言うとサラは本当に怒り出しそうだったのでエデンは、 エデン『いいえ。』 とだけ答えた。
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