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ゼフ『カメルか…?』
ゼフは声の主に向かい問い掛けた。
『はい。少しよろしいでしょうか?』
ゼフは両手で顔を擦り、立ち上がった。
ゼフ『入れ…。』
ゼフがそう言うと、声の主がゼフの部屋へ入って来た。
入って来たのはサラサラの髪を靡かせ未だ幼い顔付きの青年だった。
青年はゼフに頭を下げた後、入口付近に立っていた。
ゼフ『そんなとこで突っ立ってないで座れ。』
カメル『はい。失礼します。』
カメルは近くにあった椅子を一つ取り、腰掛けた。
ゼフ『それで…。こんな時間にどうしたんだ?』
ゼフは両手を頭の上で組み少し微笑みながら聞いた。
カメル『いえ、将軍が何か気分が優れない様子でしたので…。』
ゼフ『ハッハッハ!そうかそうか。わざわざ心配して来てくれたのか。』
ゼフはカメルの言葉に笑って答えた。
カメルはゼフが笑ったので少し驚いた顔をした。
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