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東門へと攻め寄せるシン軍の先頭には将らしき人物が一人、馬に乗り剣を掲げていた。
カメルは遠目からその将を見つけると弓を向ける。
カメル『まだ撃つな!引き付けるだけ引き付けろ!』
総勢一万の軍勢が雄叫びをあげながら進んでくる。
ただの一万の軍勢では無い。
相手は十二将騎士団率いるシンの近衛部隊。
弓を構える兵達に緊張が走る。
カメル『焦らずに狙いを定めろ!構えー!』
カメルを含め東門の兵全員が立ち上がり各々狙いを定める。
緊張が走る。
そして遂にシン軍があと数歩で矢の射程圏内に入る所まで来た。
カメル『放てーー!!』
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