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カメル等、東門守備部隊によってガタガタになったシン軍は蜘蛛の子を散らす様に逃げ出した。
その時、東門周辺のセイツの部隊がカメルの指揮の元で集められていた。
カメルは馬に跨がり指示を飛ばす。
約千人のセイツ軍が集まった。
中にはカメルと同格の隊長が二人居たが、ここでの指揮をカメルに委ねていた。
カメル『よし!大体これぐらいでいいだろう。』
集まった千人のセイツ兵は黙ってカメルの方を向いた。
皆が若き隊長の言葉を待っていた。
そしてカメルは力強く右手を挙げ口を開いた。
カメル『これより我らはシン軍の追撃を行う。敵は将を失い統率が採れておらん!流石のシン軍とはいえど、その様な状態なら恐るるに足らず!存分に叩き潰せ!』
セイツ軍の兵達は一斉に雄叫びをあげた。
カメル『開門!!』
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