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レヴィンはゆっくりエデンの肩に手を置いて朝日を見た。
『…お前も大変だったんだな。俺達だって好きでエントールに来た訳じゃないのにな。』
『ああ…。全部シンのせいだ。全てはあの国から、シン王シュバイツから始まったんだ!あいつから始まったんなら、あいつを倒せば全ては終わる。』
強い決意を秘めた表情のエデン。
レヴィンも空を見上げる。
『そうだな。俺達で終わらせよう。もう俺達の祖国は無いけれど、この戦乱の世を断ち切るんだ。』
『………父さん、母さん。見ていてくれ。』
エデンは呟くとソフィア王国のあった方角を向き空を見上げた。
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