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ゼフ『チッ…。なかなかやるな…。シープラス!』
ゼフは顔をしかめながらシープラスに声をかけた。
シープラス『いや~、セイツの猛将ゼフ将軍には敵いませんがね~。』
シープラスはのらりくらりと答える。
ゼフは槍を構えるとシープラスを睨み付け口を開いた。
ゼフ『フン!ならば貴様の言葉通りさっさと倒させて貰うぞ!』
そう言うとゼフはシープラスへ斬り掛かった。
カメル『行けぇ!このまま足を止めずにグラスまで突き進めぇ!』
カメルの怒声と共にセイツ軍はシン軍を薙ぎ倒しながら進んでいた。
しかし、シン軍もやられてばかりでは無い。
カメルを執拗に攻撃の標的とし、襲い掛かる。
カメルの目の前に三人のシン兵が立ち塞がる。
三人は一斉にカメルへと向かってくる。
カメルは直ぐさま馬を止め剣を振りかぶり一気に振り抜いた。
『バシッ!バシッ!バシッ!』
一瞬で三人のシン兵は息の根を止められた。
だがカメルが剣を振り抜いて隙が出来た所を他の兵達が急襲してきた。
さすがにカメルも馬上では防ぎきれずに地面へと引き落とされた。
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