グラス近郊の戦い

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暫くの静寂が幕舎の中に流れる。 松明のパチパチという音だけが響く。 その時、皿にまだ料理が残っているのにも関わらずゲンが口を開いた。 ゲン『結局~セイツの将軍~助けれなかった~。一人で~門の前で頑張ってた~あの人に頼まれたのに~。』 そういうと俯いてしまった。 タイガ『あぁ~あの兄ちゃんか!あいつは中々肝が据わってんな!普通ならあの軍勢を目にしたらビビってクソ漏らす奴が殆どだろ。』 ジュリアスは驚いた様子で口を開いた。 ジュリアス『ほぉ。そんな活きの良い若者がセイツ軍に居るのか。それにしてもタイガがそこまで褒めるのは珍しいな。今までお前が褒めたのは、ガンプの部下の小僧ぐらいか。あのソフィア出身だか何だと言ってた…。』 タイガ『んだよ。俺だって認めるに値する野郎なら褒めたりもするっつーの!つーか落ち込んでんじゃねーよゲン!飯も残したまんまでらしくねー!』
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