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タイガは頭を掻きながらゲンの背中を叩くと『寝るわ。』と一言残し、幕舎から出て行った。
その姿を眺めながらゲンは呟くように言った。
ゲン『将軍~。早くこの戦争を終わらせないとね~。ガンプさんの~仇は~必ず取るから~。』
ジュリアス『あぁ。そうだな。今夜は取り敢えずシン軍は攻めては来るまい。ゆっくり休むとしようか。』
そう言うとジュリアスも立ち上がり幕舎から出て行った。
それから、エントール、セイツの連合軍とシン軍は小規模の争いはあるものの膠着状態が続いた。
しかし、一週間も経つと遠征してる側のシン軍は次第に兵糧の問題から撤退を余儀なくされ、セイツ国内から軍を引いた。
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