ラグノーマ平原の戦い

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エデンはガンプを起こした後、仲間の兵士達と朝食の支度をしていた。 ふと顔を上げた時に向こうから歩いてくる男が見えた。 エデンは顔をしかめた。 『朝からまたインネンつけに来やがったか…。』 エデンが呟いていると、その男は目の前まで来ていた。 男は黒髪の長髪を後ろで一つ結びにし、なかなか整った顔立ちをしている。 男は、その整った顔に似合わない歪んだ笑みを浮かべエデンに話しかけた。 『ソフィアの負け犬が何故この場に居るんだ?ここは戦場だぜ?負け犬の貧弱な国の野郎は大人しくお家でガタガタ震えてろ!』 『クロム…止めてくれ。今日はそんな味方同士でモメてる場合じゃ…』 エデンは呆れた表情で話しを聞き流そうとする。 『ハァ?味方同士だぁ?笑わせるなよソフィア人!貴様らソフィア人が未だに呼吸出来てるのは俺達エントール人のおかげなんだよ!ソフィア人なんざエントール人にとっちゃ犬以下。同等に見てんじゃねーよ。』 クロムと呼ばれた男はエデンに対して更に歪んだ笑みで詰め寄った。 エデンは真っすぐにクロムの目を見据えている。 エデンとクロムの回りにいる兵士達は二人の空気に圧倒されオロオロしている。 エデンの手が拳に変わりそうになった時… 『朝から何をしている!!』 と、敵陣にまで響き渡るかの様な怒鳴り声がした。
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