152人が本棚に入れています
本棚に追加
ジュリアスは真っ赤な顔をして叫んでいる店長をなだめる様に話しかけた。
ジュリアス『すみませんな…。こいつは何かを食べてる時は周りの声が一切聞こえないんです。』
すると、店長はグイッと顔を上げ今度はジュリアスに食ってかかった。
店長『あなた!この人の知り合いですか!?もう、今日はこの人のおかげで大赤字ですよ!いくら食べ放題のコースだからって限度があるでしょう?あなた知り合いなら早く止めてくださいよ!』
ジュリアスは店長の言葉に少し圧倒され、顔を少し後ろに引いて言った。
ジュリアス『いや…ですから、こいつは食べてる間は止まらないですよ…。確かに私はこいつの知り合いですが…こいつがこの状態なら止める術を知りません。』
店長『いーや!私だってクビがかかっているんで!こんな所をオーナーに見られたら…。』
そう言うと、店長は頭を抱えてしまった。
タイガ『んな事言ってもそっちが食べ放題コースなんて看板立ててんだから、しょーがねーだろ。』
ジュリアスが後ろを振り返るとタイガがいつの間にかそこに立っていた。
店長『なっ!?た、確かにそうですが…いや、私が言いたいのはモノには限度があるでしょうって事なんですよ!』
タイガ『限度もクソもあるか!食べ放題なんだからゲンがいくら食べようが自由だろ?それとも何か?この店は嘘の看板掲げてんのかよ?』
店長『な、何!?え、営業妨害だ!こんなにたくさんの人がいる中でそんな事を言うなんて!…そうか!お前達三人ともグルだな?こうなったら三人とも軍に引き渡してやる!』
最初のコメントを投稿しよう!