四天王

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タイガ『あっそ。呼べるもんなら呼んでみろっつーの!』 ジュリアス『タイガ!!』 タイガ『んだよ?こいつがグチグチ言ってるから正しい事を教えてるんだよ!』 ジュリアス『お前が出て来ると余計ややこしくなる。』 タイガ『あっ。ヒデー言いようだな。』 ジュリアスはタイガを無視して店長に話し掛ける。 ジュリアス『店長。実は私達も軍の人間です。ですから、こいつが食べまくった分は軍に掛け合って料金を支払いますので、ここはそれで勘弁してもらえませんか?』 店長『そ、そうですか。料金を支払ってくれるのであれば問題ありませんが…。』 店長はジュリアスの言葉で熱が冷めたのか、少し落ち着いた様子で答えた。 タイガ『ふん!ゲンキンな奴だな。』 タイガが小ばかにしたように呟く。 ジュリアス『だから、お前は黙ってろ!』 ジュリアスがタイガに注意した時、 ゲン『フゥ~。食べた食べた~。おかわり~。』 大男が食事を終え、やっと顔を上げた。 ジュリアス『ゲン…。お前はまだ食う気か…。』 ゲン『んぁ~?あ~ジュリアス将軍~。あとタイガも~。どうかしたの~?』 タイガ『よぅ。相変わらず食う時と喋る時のギャップは見事だな。ま~た太ったんじゃねーの?』 ゲン『う~ん、まぁ5キロぐらいかな~。へへへ~。』 ゲンは愛想よく笑いながら答える。 しばらくすると周りの人込みは無くなっていった。 ジュリアスはゲンの目の前に座り、タイガをゲンの隣に座らせた。 タイガ『おい。ゲン!もうちょっと詰めてくれよ!俺、ケツが半分はみ出してんだよ!』 ゲン『えぇ~、こっちだっていっぱいいっぱいだよ~。』 ジュリアス『ゲン、タイガ今から大事な話しがあるから聞いてくれ。実はな…』 ジュリアスはラグノーマ平原での惨敗、更にシンが十二将騎士団を戦場に投入してきたこと、そしてシン軍がセイツに進攻している事を伝えた。
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