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タイガ『ヘェ…。つー事はシン側もとうとうケリを付けに来たって訳だ?』
話しを聞き終えたタイガとゲンは真剣な顔付きでジュリアスを見る。
ゲン『それで~ラグノーマに行ったウチの軍は全滅しちゃったの~?』
ゲンが尋ねる。
ジュリアス『…おそらくな。報告によると、軍団長数人と、伝令の数人しか生き残っていないそうだ…。』
ジュリアスは険しい表情で答える。
しばらくの沈黙の後、タイガが何かを思い出したように言葉を発した。
タイガ『確か、ガンプさんも今回の戦いに参加してなかったっけ?』
ゲン『…そういえば、この前~一緒にご飯食べに行った時~そう言ってた~。』
ジュリアス『……あぁ。ガンプもラグノーマの戦いに参加していた……。』
タイガ『何てこった…。』
ゲン『それじゃ~ガンプさんは…。』
タイガとゲンの表情が曇る。
ジュリアスは目を閉じて、呟くように言った。
ジュリアス『おそらく生きては…いないだろう…。』
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