邂逅

17/22
前へ
/223ページ
次へ
エデン『これは…。黒曜石!?』 ベイル『ほぅ。よく解ったのぅ。』 エデン『そりゃ、知ってますよ。黒曜石の剣は切れ味、軽さが特徴で、それに頑丈で折れにくい。希少価値も高くて普通の人間は中々お目にかかれない代物ですよ。』 ベイル『それは、お主にやる。』 エデン『え?』 ベイル『だから、お主にやると言っておる。』 エデン『えぇ~!?ホ、ホントですか?あ、ありがとうございます。』 ベイル『いいんじゃ。わしが昔に造ったものじゃが切れ味は保証する。じゃが、それは右利き用に造ってあるから右手で使うとよい。』 エデン『分かりました。でも、ベイルさん。さっき剣を造ってくれるって…。』 ベイル『そうじゃ。今から打つのはお主にピッタリと会う剣じゃ。勿論、左利き用じゃぞ。』 ベイルは腕まくりしながらエデンに言うと、何やらバタバタと準備をしだした。 エデンはそんなベイルを見ながら深く頭を下げながら言った。 エデン『何から何まで本当にありがとうございます。』
/223ページ

最初のコメントを投稿しよう!

152人が本棚に入れています
本棚に追加