邂逅

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エデンが差し込む日差しに目を細め、ゆっくり麓の村へと歩いていると、少し先の方から複数人の声が聞こえた。 エデン(ん?…こんな山奥で何をしているんだ?) エデンは声のする方へ近付いていった。 そこで彼の目に飛び込んで来た光景は、黒い甲冑を身に纏い一人の少女を取り囲むシン軍の兵達だった。 シン兵『小娘が!てこずらせやがって!だが、もう逃げれんぞ。大人しく付いて来てもらおうか。』 一人のシン兵が少女の腕を掴む。 少女はその手を振りほどこうと必死にジタバタと体を動かす。 『バシッ!』 その時、少女の振り回す手がシン兵の顔に当たった。 シン兵『テメェ!』 シン兵は怒りの拳を振り上げる。 少女は目をつぶり身を縮めた。
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