~やる気のない殿と真面目な家来~

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―その国の殿は、団子以外に興味を持たない殿でした。 「殿っ!!敵が攻めてきます!!」 「ん~、お前達に任せた。団子屋はなんとしても守れよ?」 たとえ、敵が自分の国を攻めてきても戦をしようとせず、家来に任せます。 「殿、今日の執務です。」 「団子がないと無理。あっ、いつものは嫌だぞ?」 団子がないと執務をしない、しかも家来に我が儘を言います。 「殿、団子の件…」 「団子がどうした!?」 本当に団子にしか興味を持たない殿。団子という言葉だけに反応を示す人物が本当に国の殿でいいのだろうか…?
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