shade

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   思誓は寮の自室に帰って来るなり、制服のまま倒れるようにベッドに突っ伏した。  「疲れた……」  そうつぶやいた思誓の声と表情は、本当に心底疲れているようだ。何やら死相らしきものまで浮かんでいる。  この青嵐学園にやって来て2日目。  今日、思誓は新しい勉強の場、この青嵐学園の2年E組に転校生として紹介された。
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