第1章 理想と現実

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「ミッションスタートだぉ」 今度は幼少期の あたしだ。 もう意味がわからない。 「あららぁ!落ち込んでるねぇ!元気だぁしてッ」 「ミッションを成功させると帰れるから頑張ってぇ頑張ってぇ!でもねぇ、失敗したらまたココからやり直しだからねぇ?」 気持ち悪い。 意味がわからない。 どうしてこんなことに なってしまったのか。 どうしょうもない 自分を責めるだけだ。 「…。」 「そんなに落ち込む必要ないじゃあん!みんなやってるよ?きっと逢えるよ。」 「嘘だ!」 「本当だよぉ。早く会わないと、いなくなっちゃうかもね。」 ニタァとあたしが笑った。 「大好きなヒロくんとかねぇ…。」 ゾクッとした。 企んでるような 何か知ってる顔。 あたしなんだけど あたしじゃない顔。 「じゃあねぇ。バイバイ。」
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