第二話 嘉代の過去

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ー現在ー 恋「三橋君…嘉代ちゃんの過去知らないの?」 三橋「聞きたく、ないんだ…あまり…」 恋「優しいのね」 三橋「優しく、ない…ただのおせっ、かいだし」 恋「三橋君…」 三橋「でもいいんだ… 嘉代、さんが仲間であることに、変わりはないし… たとえどんな過去があったと、してもさ…」 友夜(嘉代が恋に過去を話さないのは、嘉代自身が過去を引きずってるからな… それから、一人称も“私”から“僕”に変わった… ま、誰かさんと2人っきりの時は“私”だけどな…」 嘉代は広島のドーム前に来ていた。 嘉代「ここも変わっちゃったな… 原子爆弾で焼け落ちた後…」 ガバッと榛名が嘉代を抱きしめた。 嘉代「元希…」 榛名「やっと見つけた…」 嘉代も榛名を抱きしめ返す。 榛名「嘉代と出会ってから6年立つんだよな。 オレ、嘉代の事…ホレてた… だから、助けた…」 嘉代「元希…っ」 榛名「でも…っ!嘉代には辛いコトしかなくて… なかなか言えなかった…」 嘉代はスッと榛名の頬に触れた。 嘉代「私も…元希が好き…っ大好き…っ」 榛名「嘉代…!」 嘉代「元希…っ」 ギュッ 榛名「これからもオレが嘉代を守るからっ」 →
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