‡プロローグ‡

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夏は動物も力を発揮するのは当然のこと、樹海には無数のウイルスがいる。ウイルスは熱帯で活性化し、人々をもがかせ、苦しめ、まるでその光景をあざ笑うかのように、止まることを知らず惨殺する。 仲間は泣いた。自分のことのように泣いた 泣き終えるころの目は、必ず生きて帰ってみせると決心の光で輝いていた。 若者達は、最後の難関砂漠へと足を踏み入れた。当時は靴など存在しなく、素足で燃えさかる地を一歩一歩前進する。 砂漠の敵は、灼熱の太陽とサソリ 陽炎と幻覚で倒れても、はいずり、少しずつ進んでいく サソリの猛毒を入れられても命尽きるまで、もがき、生きることを諦めない
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