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美麗は心からそう思った。見た目が何の生物なのかわからない美麗も、癒しを求める普通の少女なのだ。
美麗は幼い頃海の中に住んでいた。
優しいお父さんと頑固なお母さんと共に、貧しいながらも楽しく暮らしていた。
だがしかし、ある日美麗は気付いたのだ。
・・・自分はエラ呼吸ではない、ということに・・・
それからというもの、美麗は海へ行っていなかったのである。
自分が水中生物になるかもしれないという恐怖はあるものの、美麗の故郷はやはり海である。
「・・・拙者もひさしぶりに里帰り兼ねて海へ行ってみるのもいいかもしれない。パピーとマミーにアップルパイを作ってもらおうっと❤」
そう寝言を吐くと、美麗は海へと向かった。
その手に電柱に添えてあった白いブーケを抱え直して・・・
キュートに続く❤
トキメキの展開に目が離せなぁい❤
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