車輪の唄

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俺は涙を流しつつ何とか涙を止める事ができた…… 俺は家に帰るために自転車に跨がった…… 錆び付いた車輪がギィギィと鳴っている…… 俺はこいだ……力の限り… この自転車にはもう俺しか乗っていない…… 自転車は残された俺だけ運んでいく…… 香の微かな温もりと共に……
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