2100年-ハジマリ-

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「オキテクダサイ」       「う…うぅ…ん」       「オキテクダサイ。オキテクダサイ。」       「へへへ…お前…あお…いろ…」       「オキテクダサイ!」       「あし…すべすべ…」       「オキテクダサイ!オキテクダサイ!」       「ああ…やわら…かい…」       「オキロ!オキロ!」       「うわぁ……………うおお!今何時だ!?」       「イマハ8ジ30プンデス。」       「ああ…なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ…」       「ソレハアナタガ…       「今は理由を聞いてる場合じゃない!」       「おっ!ちょうど良いところに!」        「ちょこっとこのスカイパス借りてくよ!」       「おい!そこのお前!」       ブルルルル…       「O3(オースリー)エンジンスタンバイ。」       ヒュンヒュンヒュン…     「エンジン起動!」       フィーン…ズゴォォォ!       「ちきしょう!最悪だぜ!」       ズゴォォォ!       「速ぇぇぇ!」         ここは2100年の東京。       技術が大幅に進化し、人間は空を手に入れた。       そして人間は深海で新たな金属(アンチタリウム)を発見した。       この金属は金のようによく伸びダイヤモンドのように固いまさに夢の金属であった。       そしてこの金属は太陽の核から発せられる熱に耐えうる力を持っていた。       これを知った人間はこの金属を使い、宇宙船を作り太陽へ向けて旅立った。       そこで人間は遂に新しいエネルギーの元となる太陽の中心部にあった《コア》を手に入れた。       これが今主人公の乗っているスカイパスや、現代の生活を支えているのである。         「いや遅刻するかと思った…。」       「お前…スカイパスに乗って来ただろ?」       「げっ!なんでわかったんだよ!?」       「お前…太陽臭い…」       「げっ!まじで!?やばっ!ばれるかな?」       「まあ大丈夫だろ。あともうすぐ宇宙工学の授業始まるぜ?」       「おお!わかった!」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!