第1章 数と式の計算

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1・5 剰余の定理と因数定理 ◆剰余の定理 整式P(x)をx-aで割ったときの余りはP(a)に等しい。 【例】 整式P(x)=2x^3+3x^2+5x+10をx+3で割ったときの余りは P(-3)=2・(-3)^3+3・(-3)^2+5・(-3)+10=-32 ◆因数定理 整式P(x)がx-aで割り切れるならば、P(a)=0が成り立つ。 逆にP(a)=0ならば、P(x)はx-aで割り切れる。 【例題】P(x)=x^3+5x^2-2x-24を因数分解せよ。 (解) P(2)=8+20-4-24=0 となるから、P(x)はx-2で割り切れる。 よって、 P(x)=(x-2)(x^2+7x+12)   =(x-2)(x+4)(x+3) 《注》定数項-24の約数1,-1,2,-2,…を順次代入し、P(a)=0となるaを見つける。 これが出来るようになれば、どれだけ次数の高い多項式でも因数分解出来るね☆
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