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仁って首傾げたらとりあえず言うこと聞くから好き←
旦那様はすっかりというかだいぶ前から奥様の尻に引かれてますね。
亀ちゃんがご飯とお味噌汁をよそいテーブルまで運ぶと旦那様ったら待ち構えていたかのように両手に箸を挟んですでに頂きますのポーズ。奥様が座るまで食べられない‥そう思いつつも空腹に負けそうな旦那様の顔は、まるで「待て」と言われた犬。
「‥かめえ、早く座ってよー」
「じんごめんね?今行くから食べてていいよー」
「やだ、かめと食べたい」
「んふふ、じん子どもみたいだよ(笑)」
俺がわざとゆっくり手を拭いてテーブルに向かうとお腹空いたーって眉を下げた仁がにこっと笑って、座った瞬間かばかば食べ始めた。
「じん、ゆっくり食べないと詰まらせるから」
「ごほっ、ぶほっ」
「‥汚いなあ」
文句言いつつも俺はじんにお茶を注いで渡した。
「んんっ、ぷはー。
亀の飯うめえし、早く食べてーのっ!俺の食欲見習えっ」
箸を俺に向けて決まった!って顔をした仁。バカじゃん。←
「箸を人に向けないのっ
行儀悪いよ、じん!急いで食べても誰も盗らないし、大体仁は行儀悪いの!テレビ見ながら食べるからボロボロ落ちるんだし、お茶碗だって持たないから‥(ry」
「...」
あ‥言い過ぎたかも
仁俯いてるし。
「じ、ん?」
「亀ってさ、俺のことちょー見てんだねww」
反省の色無しかいっ
「じん‥」
呆れて物が言えないよ←
「んーなに?かめっ」
にこにこしながらまた仁は俺の作った朝食を食べ始めてんの見たらどうでもよくなった。幸せそうならいいです、行儀悪くても。こうやってこんなに嬉しそうに作った飯を食ってくれる人なんてあんまり居ないしね。まあ‥そんなとこも好きだし。
「えーっと、いつも美味しそうに食べてくれて有難う」
「ははりはえひゃん」
訳:当たり前じゃん!
「‥‥ちゃんと飲み込んでから喋ればいいのに(行儀悪いなあ)」
luv ya.
→何となくあとがき
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