序章

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季節は春。  魔法学院は今、新しい魔法使いが入学する。  ざっと見積もって、500人は居るだろう。  学院としても、嫌な事ではなく、むしろ喜ばしい事だ。  ・・・だが・・・  その中に、一人。  蒼眼の目を持つ少年に学院は注意をするように命じた。  ────あの少年の資料にある顔写真は眼が蒼く無かったからだ。──── ・・・蔵旗五木(クラハタイツキ)・・・  この学院に新たな風が吹く。  そう思わずに居られなかった。
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