タイトルのない本

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突然二匹に飛び付かれたと同時に二人は本の中へ入った。 「きゃぁぁ!」 さっきまでいた書斎から本の中へと落ちていく。 「レイ、大丈夫だよ!」 怖がるレイを安心させるようにテオはしっかりと手を繋ぐ。 「ほら、落ちてるっていうより飛んでるみたいでしょ?」 レイは恐る恐る目を開けた。 「ホントだ、飛んでる!」 少し恐怖が和らいだようだ。 「どうなってるの?私達、書斎にいたよね?」 レイはまだ不安そうだ。
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