タイトルのない本

7/25
前へ
/126ページ
次へ
「大丈夫だ。ここはオレ達が創造した場所だ。一応安全だから信じてくれ。で、ちゃんと話は最後まで聞け」 こんな猫の言ってる事なんて信じれる訳なかった。だが… 「うん、信じるよ。ここはリオとルイが想像した世界ね」 レイはやっぱり夢の中なんだと思ったようだ。 「信じちゃだめだよ。後、この猫が言ってる『そうぞう』は『想像』じゃなくて、『創造』だよ。創る方。ここは夢じゃなくて現実だと思う」 テオはこの状態を現実として受け止めているようだった。
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加